平成25 年度 大井川用水を学ぶ視察会

2014年3月31日

平成26 年3 月8 日(月) に平成25年度 大井川用水を学ぶ視察会が開催されました。
38名の方に参加頂きました。

詳しい内容は、こちらからになります。

H25大井川用水を学ぶ視察会

参加された皆様からのご意見・ご感想を紹介させて頂きます。

*本協議会ホームページに参加者の感想を一部を紹介します。

○大井川の現状を視察してどんなことを思いましたか。

大井川の利水について、明治時代なかごろの計画ということでびっくりしました。
戦後間もなく始まった大井川用水計画は、3.500ha農地を潤す国策事業とはいえ「水が欲しい」という下流の願望の強さ「水の大切さ」を感じました。高低差を利用した自然流用水は大井川ならではの計画発想で、先人の知恵にびっくりです。案内看板に「いのちの水」と表記されていたのが印象的でした。(川根本町 男性)

大井川の水利用を川根町、川根本町では殆ど利用されていないことがはっきりとわかりました。徳山でも井戸水は枯れて大井川の伏流水もなくなり、大井川には魚はほとんど見当たりません。反面、大井川下流地帯では農業用水、飲料水、工業用水など大井川の水を大量に利用しています。国営工事で大規模な施設が作られて大井川は下流域の人たちの為になり、上・中流の人達の生活には少しも役に立っていなく、むしろ環境問題など害をあたえている事がわかります。水道の水も山から出る沢の水を利用しているのです。(川根本町 男性)

川口発電所の中も初めて入って取水口を見られ、牧之原揚水機場、調整水槽も見学できてよかった。神座分水工があることも知らなかった。今回申込みをしたのは小笠用水がどこに出ているのか知りたかったからですが、分かりました。(島田市 女性)

大井川水系について多少の知識が有ったが、今回のように現地を見学し、係員の方々が詳細な説明をして戴いたので理解を深める事が出来ました。深謝いたします。下流域の農業開発には役立ってはいるが、果たして下流域の皆様方は案外知識は無いと思う。(島田市 男性)

島田に住んでいながら、この様な農業用水が広範囲に利用され設備等も、この様に完備されたものとは思ってもいませんでした。牧之原台地の茶畑も大井川の水を汲み上げ、日本一のお茶の生産に役立っている様子に大いに感心しました。この附近を案内するにも大いに参考にさせて戴きたいと思います。(島田市 男性)

金谷の牧之原記念碑から眺めていただけの大井川でしたが、具体的な工事現場をみて改めて「水」の力の偉大さに思いをはせた。(島田市 男性)

今まで水に関することを考えた事が無かったので、今回知る事ができてとてもよかったです。(島田市 女性)

人は水が無ければ生きていけなく、大井川という大河を人間の力で利用して志太、榛原、小笠等の生活及び産業を豊かに出来る事は、用水が有ったのだと改めて感じることが出来ました。大井川用水を完成された方々及び現在管理している方には感謝したいと思う。(藤枝市 男性)

とても、大切なことなのに知らずに長く生きてきたことを実感。初めて耳にする言葉も多く、農家で育ったのにこの有様では子供、孫世代はどうなるのか考えさせられました。実状を見る機会を是非持ってほしいし、伝える為に関心を持ち続ける事が大切と思うので、これからも参加したいです。(藤枝市 女性)

大井川は南アルプス、間ノ岳を源として駿河湾に流れた大河である。3,000m余りから海底の落差を利用して水力発電を行い、余水を国営大井川用水農業水利事業として開発され、牧之原台地を初めとして菊川市、掛川市、御前崎市、袋井市まで水稲を中心とし野菜作りに多大に貢献していることを認識しました。この事業を企画実行した先人達を崇拝致します。(藤枝市 男性)

大井川には長島ダムから川口取水工まで、本流の水が流れていないことに驚いた。さらに支流の水までダムにより取り込んでいることに驚いた。また、川口発電所から放水される水が、牧之原用水、大井川用水、上水道としてほとんどが使われていることを知った。人間にとっては有効に使われているが、海岸への砂利などの運搬がされず、海岸の浸食、海藻等の海の生物への環境を考えると複雑な心境にもなった。大井川の右岸については、用水を引くための苦労と完成時の喜びについて説明してもらい、聞いていてもそのうれしさが伝わってきました。(焼津市 男性)

水がトンネルで運ばれている事を初めて知り驚いています。作った昔の人の苦労と知恵には、ただ感激するばかりです。農家なので特に水の重要さを知るために参加させてもらって大変良かったです。(焼津市 男性)