平成25 年度 大井川源流部を学ぶ視察会

2014年3月31日

平成25 年9 月26 日(木)と27日(金) に平成25年度 大井川源流部を学ぶ視察会が開催されました。

詳しい内容は、こちらからになります。

H25源流部実績報告書

参加された皆様からのご意見・ご感想を紹介させて頂きます。

平成25年度 大井川源流部視察会に関する意見・感想について

○大井川の現状を視察して、どんなことを感じましたか

大井川は子供の頃から身近な存在で、川遊びもできるきれいな川でした。今回の視察で大井川の上流まで行くことができ、家に帰り改めて今の大井川と60年前の大井川絵地図を見ました。確かに昔の大井川はダムが少なかったので、川の流れも多くありました。しかし、生活の質が向上し、電気がなくては生活できない世の中になり、必然的にダムが多く建設された事を感じました。その恩恵として台風時の洪水の被害も少なくなった事も理解できました。(島田市・女性)

視察会に参加して、このように多くのダムがある事を知りませんでした。大井川の水が各市町に計画的に供給されている事が分かり中部電力、東京電力の職員の方々が家から遠く離れた場所で勤務している現状を見て、電力会社に対する見方が変わりました。(島田市・男性)

大井川の近くに住んでいても川のことをあまり良く知らず、ダムや発電所を景色としか見ていなかった。視察会に参加して意味深いものになりました。大井川にダムや発電所がたくさんあり、川の水をしっかり発電に利用し最後に水道水・農業用水・工業用水に使われ最大限に利用されていることが分かりました。このことにより私達は大井川の恩恵を受けて暮らしており、大井川を大切にしていかなくてはと思いました。
山の奥に行くと至る所の山の崩壊が見られ、これが土砂となって河床を挙げているとのこと、ダムに砂がたまると道路と同じ高さになるなど不安になります。(島田市・女性)

今回、大井川源流部を学び、二軒小屋に泊まる2日間を楽しみにしていました。丁寧な説明で始まり、山の斜面崩壊が多い、自然の力の大きさを見ました。土砂が川底に溜り浅くなってしまう。水量の減少などの問題、海での砂浜の減少は川からの土砂が流れないからと考えたりもします。源流部でも沢山のダムが作られていることも知りました。私たちの生活には無くてはならない水。水の大切さを知った視察会でした。(菊川市・女性)

ダムがあることで電気発電や水の確保が出来ていることが改めて良く分かりました。又、発電をする為にはトンネルで水を流していることを知りませんでした。ダムの恩恵を受けてきましたがバックウォーターが減り、土砂で埋められてしまった川底を見るとこのままではいけない、美しい川を取り戻す為には何をしたら良いのかと皆で考えなければいけないと思います。(島田市・女性)

原発の廃止に伴い、発電量の不足が世間で報じられていますが、長島ダムでも発電量を大きくして、少しでも発電量を増加したほうが良いと思われます。自然の恵み(水を最大限に活用できるように、適切な水量の確保、水を再利用しておいしい食物の増産、その為の流通をしっかりとすれは、土砂の利用)、農作物の豊かな収穫が望める環境になる可能性があります。(島田市・男性)

大井川の豊かな流れを覚えている人が高齢化しており、多くの人々は現状を大井川として受け止めている。昔の写真と現状とを見比べる情報提供が必要だと思います。また大井川の流れが多方面に利活用されている事を具体的に説明し、単に発電や用水に使われているだけでない、日々の生活との関連についても知っておく必要を感じました。(川根本町・男性)

河床の上昇、山腹崩壊を自分の目で見て非常に深刻な状態になっていると実感しました。参加して改めて思いましたが、ダムイコール発電所でなく、治水の役目が大きいことがわかりました。(吉田町・男性)

私達の生活が目覚ましく進化してきたことが、実は自然破壊に繋がっていたという事実を強く感じました。大井川の水が上流から下流の発電所まで何回も利水されている事を知り驚きました。しかし、その為に大井川に水流が少ない事もわかりました。河床の上昇を多くの山腹崩れをみて大雨等で今後被害が出る事が予想されるので心配です。(島田市・女性)